ダンプリフターの機能と特長
ダンプリフターは、昇降機で高い場所にある計量機などのホッパーに材料を補充するワーク自動供給装置です。
製品概要
通常、計量機は包装機の上部に設置することが多い機械です。計量器は高所に設置するため、計量するワーク(具材)を入れるには高所に上がる必要があります。そのため、ワークを入れる場所に足場などを作り、安全に作業ができるスペースを作らなくてはなりません。
弊社のダンプリフターを導入すれば、低い場所でワークをストックでき、ホッパ部からワークを入れて、昇降部で高所にあるホッパ部にワークを補充することができます。ダンプリフターの材質は全てアルミ(昇降部)を使用しており、コンパクトで軽量です。また、昇降部の高さ調整も簡単に行うことができます。
もちろん弊社プチスケール以外の計量機にも使用することが可能です。
仕組み
ダンプリフターは2つのユニットで構成されています。
ホッパ部
ワークをストック(容量100L)しておいて昇降部の昇降ホッパが下限に降りていて、昇降ホッパ内にワークが入っていないとき一定量のワークをブルドーザーのように押し出して昇降ホッパに供給します。ワークのストックが少なくなるとブザーとランプで知らせます。このユニットで作業者の負担を軽減し作業効率を向上させることができます。
もう一つの使い方としては2階からホースを降ろしワークを供給している現場には、バイブレータ式ホッパからこのユニットにすることで、振動でのワークの破損を無くしブルドーザーのようにワークを押し出すので、振動で落ちにくいワークも供給することができます。
![]() | フィーダーホッパーここにワークを投入ストックします。 |
ダンプホッパーフィーダホッパーから自動で切り出しを行ったワークが供給されます。 このホッパーが上昇・下降し計量機などへの供給を行います。 |
昇降部
計量機からワークが少なくなったと信号が来るとワークの入った昇降ホッパを上昇させてワークをホッパ(プチスケールでは上部ホッパ)に供給します。材質はオールアルミで軽量なボディーになっています。
また、位置決め制御方式により多様なストロークの投入位置に対応するのも簡単になっています。
ホッパ部がなくても、直接昇降ホッパにワークを供給して使用することもできます。
また、使用しないとき昇降ホッパを下げた状態にするとコンパクトになりキャスターの固定を解除すると移動も容易にでき場所をとりません。
ダンプリフターの主な特長
- 装置の高さに応じてストローク量を変更できますので、汎用性が高く設置が簡単です。
- キャスター付きですので、移設やレイアウト変更が簡単に行えます。
- 伸縮型なので高所でのメンテナンスが不要です。
- ホッパ部ユニットが無くても、昇降部ユニットの昇降ホッパに直接ワークを入れても使用できます。
![]() | 伸縮式の為、(縮時約1700mm)高所でのメンテナンスが不要です。 |
![]() | ![]() シンプルな構造となっている為、清掃も容易に行うことができます。 |
![]() | ![]() 弊社プチスケールと併用することにより効率的で安全性の高い作業を確保することができます。 また、プチスケール以外でご使用の場合であっても生産性・安全性の向上につながります。 |
外形寸法図と基本仕様
型式 | N-DL-3000 | |
---|---|---|
搬送重量 | 10kg | |
昇降ホッパー容量 | 11ℓ | |
ホッパー容量 | 100ℓ | |
入力信号 | 供給要求信号1点 | |
搬送能力 | 3回/分 | |
電源 | 単相AC200V 1.5A | |
※ホッパーサイズは連結するプチスケールホッパーにより異なります。 |
納入実績
- バイオテックジャパン株式会社様
- 協業組合セイナンフーズ様
- 安部水産株式会社様
- 有限会社ユタカ食品様
他多数
2013年 JAPAN PACK13(日本国際包装機械展)で 出展した際の映像を紹介します。